タコと、ウオノメは、どちらも足の裏などにできる「固いできもの」ですが、特徴と原因に明確な違いがあります。
- タコは、皮膚の表面に角質が厚く盛り上がった状態で、芯がありません。見た目は黄色っぽく、押しても痛みがないことが多いのが特徴です。足の裏だけでなく、手や体の他の部分にもできることがあります。
- ウオノメは、中心に硬い芯(角質の塊)ができており、この芯が皮膚の内側に食い込むため、押すと強い痛みを感じます。主に足の裏や指の付け根、指の側面など、靴や地面との摩擦が強い部分にできやすいです。
両者とも、合わない靴や歩き方の癖による「繰り返しの圧迫や摩擦」が主な原因です。
これを改善するためには
- 靴の圧迫を避ける
- 足に合わない靴、特にヒールや細身の靴は、足の特定部位に過度な圧力や摩擦を生じさせ、タコやウオノメの原因になります。靴選びは、足にしっかりフィットし、圧迫や摩擦が少ないものを選びましょう。
- オーダーメイドインソールで摩擦を取り除く
- 足に合わせたインソール(中敷き)を使うことで、足裏の圧力を分散し、摩擦や刺激を減らせます。これにより、タコやウオノメの再発予防に効果的です。
- 足のアーチをサポートする
- 足のアーチ(縦・横の土踏まず)をサポートすることで、足裏全体で体重を支えられるようになり、特定部位への負担が軽減します。結果として、足裏から全身のバランスが整い、タコやウオノメの予防につながります。
まずは足の健康診断がおすすめ
- フットプリントでバランス状態をチェック
- 足の健康状態や体重のかかり方を知るには、フットプリント(足型測定)が有効です。足裏のどこに圧力が集中しているか、アーチの崩れがないかなどが一目で分かり、タコやウオノメの原因特定や予防策の立案に役立ちます。
タコやウオノメは「ただの角質」と軽く考えず、足の健康状態や全身のバランスの乱れのサインと捉え、早めの対策として当店、フットプラスへの相談をおすすめします。