足の痛みについて、お客さまからの「足の相談」で多いのが「外反母趾(がいはんぼし)」です。外反母趾の足の痛みについて気にはなるものの「足のクセだから」とか「もうずっとこの足の形だから」と、あきらめて痛みを我慢しながら毎日を過ごしている方がとても多いです。こういった足の悩みは、どこに相談したら良いか、相談する場所がないと思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、外反拇趾について迫っていきたいと思います。
私は、岐阜県・関市で「足の専門店」として、「オーダーメイドインソール(靴の中敷き)」や「至福の足もみ」をご提供し、みなさまの”一生歩く健康”を支えています。フットプラス(FOOT PLUS)では、オールハンドによる「至福の足もみ(足つぼ)」がとても人気で、たくさんのリピーターさんにご好評をいただいております。
①外反母趾について、親指の状態「危険度」を知ろう
足の親指の先が内側の方へ曲がっていき、「く」の字のように曲がり変形する症状を「外反母趾(がいはんぼし)」と言います。外反母趾の危険度について、自分の足の親指の角度を見てみましょう。
- 正常は、15度未満
- 軽度は、15度~20度
- 中等度は、20度~40度
- 重度は、40度以上
軽度や中等道でも足の骨は変形しやすいので、毎日の生活や足に負担がかかっていないか見直すことや、自分の足を大切にして労わることからはじめてみましょう。
②外反母趾になりやすい人とは?
どんな人がなりやすいかというと遺伝で外反母趾になりやすい人が多いです。遺伝といっても外反母趾自体が遺伝するわけではありません。もともと外反母趾になりやすい脚の構造や足の骨の形が遺伝して、生まれた子どもも外反母趾になってしまうことがあるようです。
外反母趾になりやすい足の骨の特徴として、足の親指が人差し指より長いと外反母趾になりやすいようです。
③外反母趾のやっかいな症状の特徴は?
足の親指の先が内側の方へ曲がっていき「く」の字のように曲がり変形する症状に加えて、やっかいな症状の特徴として、すぐに足が痛むとは限らない為、自覚しにくい特徴があります。特に軽度や中等度の人は足の痛みがないため、足の骨の変形や不調に気づきにくいのです。
そんなふうに、日々の生活の状況や、靴と足の状態、歩く姿勢から外反母趾は進行していきます。放っておくとどんどんと悪化していきます。しかし、悪化したからといって痛みが強くなるわけではない為、外反母趾は気にせずに放っておくことが多いのです。外反母趾が進行すると、足の骨が変形してしまい普通の靴も履けなくなってしまったり、足のバランスが崩れて歩くことすら困難になってしまうこともあります。
④外反母趾を治すには、まず始めに「靴」を見直すことから
まず、日々の生活で履いている「靴」を見直すことが大切です。どうしてもファッションを優先するあまり、足に負担がかかりやすい靴を履くことも多いのではないでしょうか。
- 靴のサイズが自分の足に合っているか:靴のサイズが合っていない人はとても多くいます。意外と自分の足の正しいサイズを知らなかったり、しっかり測ったことがない人も多いです。小さくて痛い靴はもちろん、大き過ぎる靴も、靴の中で足が動き、足先が靴の先に当たり、歩くたびに足の指先に負担がかかってしまいます。
- 靴の先が細い靴:足の指全体を狭めて圧迫するため、足の指先が内側へ曲がってしまいます。
- ヒールなどかかとが高い靴:かかとが高い靴は、全身の体重が足の指先に集中し、静止時や歩行時に足底にかかる衝撃の「足底圧」が大きな負担がかかっています。足の負担は、徐々に骨盤や腰、肩、首へと全身の姿勢や歩き方にも大きく影響していきます。
毎日履く靴から、足に負担をかけていないか、無理をした姿勢になっていないか、チェックしてみましょう。
⑤外反母趾は、足のアーチの低下が原因で引き起こすことも
足には、縦アーチと横アーチがあります。その足のアーチが崩れて低下することで、足幅が広がって(落ちて)しまい、靴を履いた時に足指が圧迫されて、外反母趾を引き起こしてしまう原因となります。足のアーチが低下してしまうと、立つときも全身の体重を足裏で支える力が弱くなってしまい、歩く時に足裏からくる衝撃も受けやすくなってしまいます。外反母趾の原因も、自分の足のアーチの今の状態を知ることが大切です。
⑥自分の「足の状態」を知ることが大切です。足の測定実施中
自分の足の状態を正しく知る場所や、足の事を相談する場所は、なかなかありません。歩けなくなるまで足が痛くなればお医者さんに行くと思うのですが、そうなるまでは、なかなかお医者さんに行くこともありません。つまり歩けなくなるまでよほどの痛みがない限りは、気づかないか、足の痛みは自分のクセとしてあきらめて我慢をしてしまっていることがとても多いのです。足の不調が少しでも気になるようであれば、お早めに当店にご相談ください。
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足を大切に、今日も歩こう❣
<まとめ>外反拇趾の対策は、実は日常の「姿勢・歩き方をインソール(靴の中敷き)で整えること」が大切です
崩れてしまった足のアーチをインソール(靴の中敷き)で支え、足のアーチを保つことで、全身の体重を分散して、正しい重心位置に補正して歩きやすくすることが大切です。
インソール(靴の中敷き)を使ったからといって外反母趾が完全に治るというわけではありません。しかし、インソール(靴の中敷き)がなければ、足のアーチはどんどん崩れてしまいます。まず、毎日の足裏の状態や、立ち姿勢、歩く姿勢を改善していくことが大切で、インソールを使い続けることにより足のアーチの低下を防いでいきましょう。
これからも地域のみなさまの一生歩く健康を、スポーツの上達の感動を、足元から支えてまいります。
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